多くの人にとって、スマートフォンは携帯音楽の必需品とも言える選択肢の一つとなっています。
スマホで音楽を聴くことは一石二鳥で便利なので、誰もが別売のウォークマンを持ち運びたいとは限りません。
しかし、音楽を専用のデバイスに入れて、オーディオ再生を他のものより優先させたいという人もいます。
Sony NW-ZX1 Walkmanが登場したのはSonyのハイレゾウォークマンで、標準的なCDリッピングされた曲だけでなく高解像度(ハイレゾ)の音楽も再生できます。
最近では当たり前のようなハイレゾの存在を浸透させ身近にさせた名機と呼んでも過言ではありません。
そんなSony NW-ZX1の魅力をご紹介します。
デザイン
アルミニウムのブロックから加工されたフレームを備えた、重厚で重量のあるユニットです。
フロントはガラス、裏面はゴム状のレザーレットで、かなりスマートに見えてグリップ性も抜群です。
このウォークマンは、珍しい形をしており。
比較的薄い筐体ですが下部は目立つでっぱりがあります。
これにはアンプが収納されているためです。
イヤホンジャックの反対側にはストラップループがあります。
独自の充電/データポート/ USB出力、筐体の真ん中に3.5mmのヘッドフォンソケットがあります。
NW-ZX1はタッチスクリーンだけではなく右端に物理的なボタンを備えています。
これらは使用する時にポケットに入れていても服の上からでも操作ができ、トラックを変更するために画面をオンにする必要はありません。
128GBのオンボードストレージがあり、そのうち115GBを自由に使用できます。
そこには約60枚程度のCDの高解像度でアルバムを楽しむことができます。
私は9枚のアルバムを入れた際に約17GBを使用しました。
拡張可能なメモリスロットはないので、高解像度のオーディオトラックだけのライブラリを入れているユーザは少し不満に感じるかもしれません。
ほとんどの人にとって、充分な量の容量だとは思いますが、拡張可能なメモリを持たないことは覚えておきましょう。
4インチの液晶の解像度は854 x 480ピクセルです。
これは第5世代iPod Touchと同じ画面サイズですが、Appleのプレーヤーは1136 x 640ピクセルです。
ソニーはデバイスを操作するのに十分なものであると言いたいのだろうと
言わんばかりの大きさにしております。
逆に音楽が優先されている証でもあるのではないでしょうか。
本体を裏返すと、実際には小さなスピーカーであるウォークマンの「w.」ロゴが表示されます。この部分は遊び心と捉えられます。
その上部にあるNFC(Near Field Communication)を表す記号。
これは簡単にBluetoothペアリングを使用することができます。
高解像度のパフォーマンスのものを入れる場合は、有線での接続を介してのみ利用可能であることに注意してください。
ZX1はAndroid 4.1のJelly Beanで動作します。
ファイル転送は、特定のプログラムを気にする必要なしにドラッグアンドドロップするだけの簡単な作業で楽しくなっちゃいます。
デフォルトのSony Walkmanアプリは素晴らしいインターフェイスと
かなりのイコライザーモードを備えています。
MP3、WMA、ATRAC、ATRAC Advanced Lossless、WAV、AAC、HE-AAC、FLAC、Apple Lossless、AIFFフォーマットはすべて互換性があります。
DSDファイルはサポートされていません ので、リニアPCMに変換する必要があります。
バッテリーの寿命は、デバイスの使用方法によって異なりますが、
Sonyでは32時間の音楽再生時間を提唱しています。
通勤の往復1時間程度の使用(音楽のみ、無線の浪費なし)で25日間くらい稼働させることができました。
注意点がひとつあります。
Sony NW-ZX1はイヤホンが同梱されていないので別売で購入が必要です。
既にNW-ZX1は2世代前の商品となってますが未だに価格は3万円以上します。
これは名機であるが故の価格なのではないでしょうか?
現状で販売されている中古品はかなり使用されておりバッテリーの寿命に注意を払い購入することをおすすめします。
既にバッテリー交換などの方法などもレビューされているので参考にするのもいいでしょう。