eBayで取引を行う際に避けては通れないのがキャンセルです。
今回はバイヤーが取引をキャンセル要求してきた時の適切な対処方法を解説させていただきたいと思います。
落札された後の入札キャンセル(取り消し)方法~Canecl Transaction
Cancel Transactionは、出品→落札された後、何らかの理由で取引を継続することが困難になった場合に、セラー、バイヤーお互いに連絡を取りあい、両者同意の上で取引をキャンセルする手続きです。
落札された取引をキャンセルしなければならない場合とは・・・。
セーラー側(売手)の都合ですと、落札された商品を改めてチェックしたら不具合があったなどですよね。
バイヤー側(買手)の都合の場合は、息子が勝手に注文した・・・、入院した・・・、財布を落とした・・・などバラエティーに富んだ内容のメッセージが送られてきて、とにかく買うのを止めたといった場合ですね。
そういった場合に使うのが、このCancel Transactionです。
このCancel Transactionは、セーラー側(売手)、バイヤー側(買手)共にペナルティがつかず、なおかつセラーはeBayから落札手数料であるFinal Value Fee(FVF)の返金をしてもらえる処理方法なので覚えておきましょう。
手続き方法は以下の通りです。セラー都合であってもバイヤー都合であってもキャンセルの方法は同じです。
未払い、支払い済みどちらの場合でもこの方法を使用します。
My ebayのSoldリストから、キャンセルしたい注文を表示します。
↓
右端のMore actionsのプルダウンメニューを表示しResolve a problemをクリックします。
すると、こんな画面になります。
この画面内のGive the buyer a reason for wanting to cancel this transactionのドロップダウンを表示し、該当する項目をクリックします。
「Provide additional information to the buyer (optional)」(バイヤーに追加情報を伝える(オプション))には、補足したいコメントがあれば追記し、「Send request(リクエストを送信)」ボタンをクリックします。
これで無事ケースが開かれました。
でも、手続きはここで終わりではありません。
ケースが開かれると、バイヤーに「セラーから取引のキャンセル依頼が来ましたので、Respond Now
をクリックしていますぐ同意するか拒否するかを返答してください。」というメッセージが届けられます。
バイヤーはこのメッセージを受け取ってから7日以内に取引のキャンセルに対してAgree(同意する)もしくはDecline(拒否する)を選択しなければなりません。
バイヤーが同意した場合、Cancel Transactionの取引が自動的にクローズされ、セラーはFVFの返金をeBayから得ることになります。
あるいは、7日以内にバイヤー返答しない場合も、セラーのキャンセルリクエストがそのまま承諾され、セラーはMy eBayからRequest Final Value Fee Credit(落札手数料返金を要求する)をクリックすることにより、取引がクローズされ、セラーにFVFが返金され、取引が完了ということになります。
しかし万が一、バイヤーがDecline(拒否)をしてしまった場合、二度と 取引をキャンセルすることが出来ず、取引を続行しなければなりません。
セラーにもFVFは返金されないことになりますので、気を付けてください。
ですので、セラーとして、メッセージを送っただけで安心せず、バイヤーに確実にebayからメッセージを受け取ったらAgree(同意)してもらうようメッセージを送っておいたほうが安心です。